キジトラみむの有頂天な365日

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2匹のきょうだい猫と飼い主の日常&趣味ブログ

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【一番多い道迷い】遭難に初心者も熟練者も関係ない!登山初心者が気を付けている3つの事

こんにちは、ママンです!

今年は遭難のニュースが後を絶ちません。遭難と聞くと「高いところから滑落」するイメージが頭に浮かびますが、実は遭難で一番多いのは「道迷い」なんです。

山へ行くと危険個所はあちらこちらにあります。

ちょっとした斜面でも、ふらついて足を滑らせたら大けがをします。なんてことのない山中の坂道でも、足を捻れば歩くのが困難になるでしょう。

遭難は「自分は大丈夫」とは言い切れません。「熟練者だから大丈夫」とは限らないのです。

今日は、普段から気を付けていることを3つにまとめてみました。

 

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気をつけている3つの事

①GPSで位置確認!優秀な登山アプリ「YAMAP」を活用!

夫婦で初めて山に登った日に、行きの電車内でアプリをダウンロードしました。それが登山アプリの「YAMAP」です。

corp.yamap.co.jp

ダウンロードした当日はうまく使いこなせず道迷いしてしまったのですが・・・そこからはアプリの使い方を勉強して、今では使いこなしています。

無料で危険を回避できる優秀なアイテムで、GPS機能で位置情報を確認してルート間違いを防ぐことができます。

コレなしじゃ山へは行けない!っていうぐらい重要な物になっています。

[注意]事前に地図のダウンロードが必要です!

ただ、GPSの反応が鈍いときもあります。

  • 分岐点では2人がそれぞれの目で地図を確認
  • 少し進んでからもその方角で正しかったかどうか確認

することで道迷いをしなくなりました。

親切にテープや矢印など付けてくれていたりもするのですが、こういった目印を過信しすぎるのも危険だと思っています。

地図上の自分の位置を把握して、どっちに進めばいいのかは自分で判断するのが結局一番安全なのです。

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初めて使った時は地図をダウンロードしてなかったので、GPSで現在地を記録するだけでした。なのでルートも出ないし、山頂もどこかわからず・・・

左側にピッと飛び出している青い線が、道を間違えて戻ったときの軌跡ですね。紙地図を持っていたのですが、右か左かで迷ったときに、後ろから人の後を追ってしまいました。初心者にありがちな行動かもしれません。

登山を始めるすべての人におすすめしたいアプリです!

GPSは手軽に位置情報を知ることができますが、本来は紙地図とコンパスで位置を把握できる「スキル」を身に付けることが登山者に求められています。

②道を間違えたら、間違えた場所まで一旦戻る

f:id:mimu_365:20220810130104j:image

山中は1本にまっすぐ伸びたわかりやすい登山道だけではありません。踏み跡をたどって自分でも気づかないうちにルートを外してしまうこともあるんです。

「道迷い」の多くはこういった状況のもと起こっているようです。

歩いていて「あれ?」と思った時にはすでに道に迷っている状態。ではこういった時にどうすればいいかというと、「引き返す」ことです。

これは、自身の安心安全の為に絶対守るべき「常識」なのですが、できない人が多い。その理由として、「このまま進んでも、どこかこの先で合流するだろう」なんて事を考えてしまうからです。

結果的に

  • さらに道がわからなくなる
  • だんだん険しくなり、危ないと感じた時にはすでに手遅れ

となり「救助要請」する事態に陥ってしまうのです。

無事に救助されたらラッキーですが、道迷いからの滑落になると、見つけ出すのも困難になり、結果として命が助からなかった、という事も多い。

また、登るときと下山するときでは、同じ道を通ったとしても見え方が変わってくるので、気を抜かないことが何より大切なことかなと感じます。

ママン
実は夫も「突き進む」タイプなんですよね・・・
 

進んだ先で急斜面を登ることになって怖い思いをしたことがあります。

「殺す気か!!!」とめちゃくちゃキレて、それ以降は「戻る」事を大前提にしています。

③遭難への備え

  • 道に迷って暗くなってきてしまった
  • ケーブルで下山する計画だったがまさかの運休・・・
  • 暗くなる前に下山できないかもしれない。
  • 天候不良で動けない

理由が何であれ、遭難は他人ごとではなく自分にも起こり得ること。万が一の備えが生死を分けると言っても過言ではないと思います。

道迷いの多くが低山で起こっている事
日帰り登山で多く発生している事

から見ても、最低限の備えを持って山に出かけましょう。

毎回持ち歩く物のリスト

  • 雨具
  • ヘッドライト
  • 救急セット
  • エマージェンシーシート
  • 行動食
  • トレッキングポール
  • 防寒着
  • 手袋
  • 多めの水

雨具は「三種の神器」なので忘れてはいけません。

昼に下山する予定でも必ずヘッドライトを持ち歩きます

救急セットの中身は「消毒・バンドエイド・ガーゼ・テープ・包帯」です。夏は虫刺されなどもプラスします。そのほか100均で買ったアーミーナイフも入れています。

笛は何かを購入した時におまけでついていたものですが、取り出しやすいザックのポケットに入れています。

エマージェンシーシートはビバークすることになった時(山の中で一晩過ごす)に体温を守るためのものです。雨の日や風の強い日にも役立ちそうです。

行動食もいつも多めに持ち歩いています。

トレッキングポールは普段使わないのですが、あると安心なのでいつも持っていきます。

防寒着も絶対に必要です。夏場でも長袖を一枚ザックに入れています。

手袋もあると安心なので防寒着にプラスで持ち歩きます。

水は1本余るぐらいの余裕が欲しいのですが、多くても重いので悩みどころです。低山だと自販機がある場合が多いので持ち歩くのはいつも1リットルぐらいです。